CBDカプセルとオイルの違いは?タブレットタイプとの違いについても解説!

「CBDカプセルやタブレットについて知りたい」という方のためのメディアコンテンツです。

CBDとは主に「リラックス(抗鎮静作用)」「ストレス軽減(抗不安作用)」「美肌・保湿効果(抗炎症作用・抗酸化作用)」といった効果が期待されている植物性の天然由来成分です。

多くの企業、有名人やアスリートがコラボ、使用していることで、日本でもCBDが話題となっています。CBDオイルが主流ですが、グミやガム、バームやスキンケア、ドリンクなどCBD商品は多種多様です。今回はその中でもCBDカプセルやタブレットの特徴、オイルとの違いについて解説しています。

CBDカプセルとオイルの違いは?タブレットタイプとの違いについても解説

 CBD製品はオイルやカプセル、グミなど様々な形態があります。基本的にCBDを使用したい場面や個人のライフスタイルによってどの商品を選択するかが変わります。本日はその中でもカプセルとオイルの違いや、CBDカプセルがどのような方に適しているのかをご紹介します。

【CBDオイルとカプセルの違い】

CBDカプセルとオイルの違いは飲みやすさ

CBDカプセルやタブレットは固形、CBDオイルは液体(半固形)!そのため、外出先でも手軽に摂取したい方はCBDオイルよりも固形型の方がおすすめです。

CBDカプセル・タブレット

外出先でも手軽に摂取できる

オイルの油っぽさが苦手な方でも飲みやすい。

CBDオイル

商品の流通量が多い

使用方法がたくさんある(ドリンクに混ぜる・肌に塗る)

ベースオイルの栄養も取れる

【CBDカプセルとタブレットの違い】

⑴CBDカプセルは持続性、タブレットは即効性

CBDカプセル※1は、胃や小腸から吸収されるため「効果の持続力が長い」と言われています。一方で、CBDタブレットは粘膜から吸収されるため、「即効性が高い」と言われています。CBDタブレットは舌下錠タイプで、アメのように舐めて摂取します※2

※1CBDオイルや粉末化したCBDをカプセル皮膜(ゼラチン)で成型した製剤

※2舌の裏にある窪み、あるいは歯ぐきと頬の間に入れて溶かすと即効性がより高まる

【CBDオイルが向いている方】

⑴CBD商品を初めて使う方

CBDオイルは液体ですので、摂取量を調整しやすいです。CBD商品が初めての方、少量から摂取してみたい方にはCBDオイルをおすすめします。また、少量タイプやフレーバー入りなど商品の幅が広いこともメリットとなります。

【CBDはどんなところで買える?おすすめのオンラインショップ、実店舗を紹介】

⑵入眠やだるさを改善したい方

CBDオイルは吸収率と即効性のバランスが良いです。夜の入眠をスムーズにしたい方や、朝のだるさを改善したい方にはCBDオイルがおすすめです。それらの場面では、ある程度の即効性と持続性が必要になるからです。

 【CBDオイルの吸収率】(舌下接種の場合)

消化される場所 :舌の裏側にある粘膜

吸収率       :15%〜40%

効果の発現時間 :30分〜1時間

効果の持続時間 :2〜4時間持続

CBDオイルはいつ使う?効果的な時間帯やタイミングを紹介

⑶便秘や冷え性のある方

 CBDオイルは良質な植物性油の栄養素も同時に摂取できます。CBDオイルはCBD(カンナビノイド)とベースオイル(ココナッツ、オリーブ、セサミオイルなど)を混ぜて作られる商品です。例えば、ココナッツオイルは免疫系の働きを助けるラウリン酸が豊富で、オリーブオイルは便秘や動脈硬化を改善するオレイン酸やリノール酸が豊富です。また、植物性油は、体以外にお肌の健康にも役立つと言われています。

植物や魚に含まれる『不飽和脂肪酸』は体内のコレステロール値を下げ、生活習慣病に対する効果が期待されています。また、不飽和脂肪酸である『オメガ9脂肪酸(オレイン酸)』と『必須脂肪酸(α-リノレン酸)』などは人体では生成できない脂肪酸でありながら、健康を維持するために必須の脂肪酸と言われています。

 「便秘」「お肌トラブル」「足の冷え」「動悸・疲れやすい」ことにお悩みがある方は、良質な植物性油の栄養素も同時に摂取できるCBDオイルがおすすめです。

【CBDカプセルが向いている方】

⑴苦味やオイル感が苦手な方

 CBDオイルには様々なメリットがありますが、独特のオイル感が苦手。植物特有の苦味が嫌。という方も多いです。CBDは毎日摂取できるものですので、不快なく摂取できることは結構重要です。CBDカプセルはカプセル型ですので、不快なく水でさっと飲みたい方はCBDカプセルがおすすめです。

⑵外でも気軽に使いたい方

 CBDカプセルはカプセル型と紹介しました。職場や外出先でも気軽に摂取した方にもCBDカプセルがおすすめです。

⑶慢性痛のある方

CBDは整体院などでも使われるように、肩こりや筋肉痛、関節痛などの慢性的な痛みの緩和にも役立ちます。また、PMSの緩和も期待されています。CBDカプセルは効果の持続が長いですので、慢性的な悩みと相性が良く、1日を通して体をサポートしてくれます。

慢性的な症状は、不眠症の原因にもなります。痛みが気になってよく寝れない。PMSがひどくて寝れない。そのような方にもCBDカプセルは効果的です。また、CBDは痛みを緩和するだけではなく、リラックス作用による副次的な誘眠作用もあります。CBDは副交感神経を優位にすることで、日々の入眠がスムーズになると言われており、睡眠や不安感、気分などに影響するセロトニン受容体と結びつくことで、睡眠の質の向上をサポートすると言われています。

【CBDカプセルの吸収率】(そのまま食べる)

消化される場所 :主に胃や小腸からの吸収

吸収率       :10%〜20%

効果の発現時間 :1時間〜2時間

効果の持続時間 :最大12時間持続

【CBDタブレットが向いている方】

⑴とにかくCBDを美味しく食べたい

CBDタブレットはCBDを美味しく食べたいという方におすすめです。様々フレーバーを加えることができるので、ラムネのような感覚でCBDを摂取することができます。

⑵外でも気軽に使いたい方

CBDカプセルと同じように、職場や外出先でも気軽に摂取した方にもCBDタブレットがおすすめです。パッケージのデザイン性もよくどこでもサッと食べれるので、人目も気にすることなく使えます。

⑵長期間の保管がしたい方

CBDカプセルは中のオイルが漏れる※3ことがあったり、CBDオイルは直射日光など環境によって劣化しやすく、長期間の保存には向いていません。一方で、CBDタブレット※4は粉末を固形にしたものです。なので、オイルやカプセルと比較して長期の保管が可能です。

粉末化したCBDを圧力によって一定の硬度に固めた錠剤

※3 過乾燥や吸湿によるカプセル(ゼラチン)の変形で起こりやすい

※4 粉末化したCBDを圧力によって一定の硬度に固めた錠剤のこと

【まとめ】

CBD製品は種類によって長所と短所があります。CBDが初めての方はCBDオイルかCBDタブレット、応用的に使いたい場合はCBDカプセルを選ぶようにしましょう。

CBDオイルは実店舗でもオンラインでも入手しやすいですが、タブレットなどは流通量が多いわけではありません。NUMUN NATURALS(ニュームーン・ナチュラルズ)などではCBDタブレットの取り扱いが確認できましたので、参考にしてみてください。

【楽天で買えるCBDはどんな企業が販売してる?全CBD会社の概要を調べてみた!「NUMUN NATURALS(ニュームーン・ナチュラルズ)編】

【CBDはどんなところで買える?おすすめのオンラインショップ、実店舗を紹介】

【そもそもCBDとは何か?】

⑴CBDは植物性由来の成分

 【CBD】は大麻草から採れる【カンナビノイド】と呼ばれる成分の一つですが、多くの方がイメージするような精神作用(いわゆるハイの状態)・乱用性・中毒性はありません。その証拠に、CBDは日本でももちろん合法で、WHOや日本の厚生労働省がCBDに対する安全性や有用性を担保しています

 2021年頃から日本でも一般認知され始めたCBDは、その効用の広さから医療・健康・美容業界からも注目を集めている最先端の成分です。CBDは主にリラックス効果を引き出したり、海外では癌の治療薬としても使われる一方で、最近では保湿効果やアンチエイジング効果、にきびや湿疹といった肌トラブルを改善する働きが認められ、CBD入りの化粧水やクリームが大人気の商品となっています。2022年にはグミでお馴染みのU-HA味覚糖がCBDとコラボしたり、街中の自動販売機でCBDドリンクを見かけることが多くなり、今後ますます認知度が高くなっていくと思います。

⑵リラックス効果のある成分

 CBDは主に「リラックス(抗鎮静作用)」「ストレス軽減(抗不安作用)」「美肌・保湿効果(抗炎症作用・抗酸化作用)」といった効果があります。実際に、グーグルなどで「CBD リラックス」と検索するといろんな情報が出てきますが、CBDがなぜそのような効果を持つのか、ポイントを2つにまとめてみました。

①CBDが身体のバランスを整えるから

 人間の体内には、自分の身体を調節するエンド・カンナビノイド・システム(以下ECSと略称)と呼ばれる機能が備わっています。

 ECSは外部からの肉体的・感情的・心理的なストレスを受けたときに、体内のバランスを取り戻すと同時に、肉体的な快感や活力、健康状態を調整するということが研究で分かっています。ECSは人体の制御装置と表現されたりもします。ところが、このECSを動かすために必要な「カンナビノイド」は、加齢やストレス、栄養不足などによって数が減少してしまいます。ECSの働きが弱るとカンナビノイド欠乏症という状態になり、それが様々な疾患につながることも明らかになりました。

 実は、私たちの体内には内因性カンナビノイドと呼ばれるCBDに似た物質を持っており、普段はそれを利用してECSを働かせています。CBDは植物性カンナビノイドと言います。

ECSの乱れによって生じる体の不調

自律神経機能の不調

不定愁訴

うつ病

アルツハイマー

糖尿病

心臓病

アレルギー

線維筋痛症(全身の筋肉や関節などの痛みやこわばり)

偏頭痛

 カンナビノイド欠乏症には植物性カンナビノイドであるCBDが有効であると言われており、外部からサプリのように摂取してあげることで、ECSの働きをサポートしてくれます。

ECSについてもっと知りたい!という方は、過去のブログを参考にしてみてください。

【ECSって何?体への影響やCBDとの相性など解説】

CBDの摂取方法について知りたい!という方は、過去のブログを参考にしてみてください。

【直接?食事に入れる?CBDを摂取する方法は?CBDオイルの摂取方法を紹介】

②CBDが自律神経を整えるから

 CBDはセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質に影響を与え、自律神経を整えてくれます。この仕組みが、CBDにストレス緩和やリラックス効果があると言われる理由です。長期間の不安感やストレスは、自律神経の乱れや、うつ病などの精神疾患につながる可能性があり、さらに、ECSを正常に働かせるカンナビノイドも減少させてしまいます。CBDがもたらす不安感の解消やリラックス効果、ストレス緩和は、自律神経の乱れを整えます。

CBDと自律神経については過去のブログを参考にしてみてください。

【自律神経を乱さないための習慣】

⑶CBD商品の種類

 CBDにはたくさんの種類の商品があり、CBD商品に含まれているCBDの量、性質、体の部位による吸収率の違いなどを考えて製品選びをする必要があります。しかし、基本的に「CBD商品は食べる、塗る商品がある」ことと、「CBDは自分がリラックスしたいときに摂取する」の2点を覚えておけば大丈夫です。

主なCBDアイテム

CBDオイル

CBDエディブル(グミ、チョコ、アメ、タブレット)

CBDバーム(クリーム、リップ)

CBDバスボム(入浴剤)

CBDスキンケア(フェイシャルマスク、美容液)

CBDの摂取方法や各商品の違い、摂取量の目安なども過去の記事で書いていますので、ぜひ参考にしてみてください

【CBDってどれくらい摂取すればいいの?適量や目安、タイミングを解説】

【直接?食事に入れる?CBDを摂取する方法は?CBDオイルの摂取方法を紹介】

【オイルとグミはどっちがいい?自分に合うCBD製品が知りたい。CBD製品による吸収率の違いを解説】

 CBDオイルやエディブルはそのまま食べて使います。胃や口腔の毛細血管から吸収され、体の内側全体からリラックス効果を引き出します。

 CBDバームやスキンケア商品は、CBDが肌に作用することで局所的な痛みや炎症の改善が期待できます。

 CBDはネットで購入することもできますが、初めての方は不安もあると思います。最近ではCBDの専門店やCBDカフェも関東を中心に見かけるようになりましたし、自身の悩みを相談するとおすすめの商品を紹介してくれたり、テイスティングができる店舗もありますので、ぜひ足を運んでみてください。

【③補足と注意事項】

 現在、持病などで薬を服用している方は、カンナビノイド製品を使用する前に必ず主治医に相談してください。

 CBDは薬ではありませんが、『薬物相互作用』を起こす場合があります。市販薬を含め、薬は肝臓の酵素によって代謝されます。CBDはその酵素の働きを阻害するため、結果的に服用中の薬が体内で作用する時間を長くする可能性があります。これは果物のグレープフルーツでも起こる可能性があると言われています。

 服用中の薬が効き過ぎてしまうことを避けるために、カンナビノイド製品を使用する前に必ず主治医に相談してください。

 特に、CBDの摂取が1日100mgを超える場合は、下記のような医薬品との相互作用に注意して、使用前に主治医に相談することが必要です。

ベンゾジアゼピン、抗うつ薬、抗精神病薬、麻酔薬、ステロイド、免疫抑制剤、抗凝固剤、スタチン、抗不整脈薬、カルシウム拮抗剤など