吸収率が上がるCBDの摂取方法とは?テクニックや商品選びに注目

  CBDは摂取方法や商品選びを工夫することで、「吸収率」や「即効性」を高めることができます!それを知っていることで、無駄なCBDの消費を抑えられたり、すぐに効果が欲しい場面で手助けをしてくれます!

吸収率が上がるCBDの摂取方法とは?テクニックや商品選びに注目

 筆者は、主にCBDに関するメディアを運営しているWebライターです。留学先のカナダでCBDと出会い、カンナビノイドコンサルタントとカンナビス販売資格を取得しました。そこで学んだことを皆さんと共有できれば嬉しいです。それでは早速、効率的なCBDの摂取方法や商品選びについて見ていきましょう!

効率の良いCBDの摂取方法とは?テクニックに注目

⑴効率的な摂取とは

 CBD商品は摂取方法や商品選びを少しだけ工夫することで、「体への吸収率」や「即効性」を高めることができます!

 吸収率を上げる方法を知っていると、無駄なCBDの消費を抑えられたり、ストレスや慢性痛がひどい時にその手助けをしてくれます。

 即効性を早める方法を知っていると、朝の目覚めが悪い時や、緊張が出た時などすぐに効果が欲しい場面で手助けをしてくれます。

⑵舌下摂取のテクニック

 舌下摂取の際は、30秒から60秒ほど溜めてから飲み込むことで吸収率と即効性が高くなります。「吸収率は15%〜40%」「効果が出るまでの時間が30分〜1時間」と言われていています!

 また、意外と忘れてしまうことが多いんですが、成分の偏りを防ぐためにCBDオイルを使う前は必ずボトルを振ってから使用しましょう!

基本的な舌下摂取のやり方や、注意点などは過去のブログを参考にしてみてください!

【CBDを舌下で摂取する方法は?メリットやテクニックも解説!】

⑶経口摂取のテクニック

 CBDグミなどのエディブル商品は経口摂取に分類されます。経口摂取は、口から摂取したCBDが胃を通り、小腸の毛細血管から吸収されて肝臓で代謝されます。要するに、そのまま食べるということになりますが、様々な体の器官を経由するために途中で成分が分解されてしまったり、効果を感じるまで時間がかかってしまいます。

経口摂取に分類される商品

  • CBDグミ
  • CBDクッキー
  • CBDカプセル

 この中でも、CBDグミは摂取の工夫で吸収率や即効性を上げることができます!グミをアメのように舐めてから消費すると、消化される場所が変わるため吸収率や即効性が少し高くなります!また、CBDオイルでもグミでも、基本的に空腹時では効果実感が早くなることがポイントです。

少しでも効果を感じるまでの時間を早めたい、CBDオイルの効果が感じにくいという場合の対処法については、過去の記事を参考にしてみてください。

【CBDオイルの効果が感じにくい?量と期間と質を見直そう】

効率の良いCBDの摂取方法とは?商品選びに注目

⑴ディストレート商品を選ぶ

 CBD商品は『CBDアイソレート』と『CBDディストレート』という2つの商品があり、ディストレートは体感が高いことが特徴です。

 CBDをはじめとするカンナビノイドは、単体で摂取するよりも他の成分と合わせて摂取した方がより良いと考えられています。ディストレート商品はCBD以外のカンナビノイド(CBN、CBGなど)が含まれていて、お互いの成分が組み合わさることで効果が高まると言われています!

⑵効果の持続を求めるならCBDエディブル

 舌下摂取よりも吸収率は落ちますが、効果の持続時間が一番長い摂取方法です。体に長く留まる分、偏頭痛や肩こりなどの慢性痛、PMSを緩和してくれる時間も長くなるという声が多くあります!

 しかし、効果の持続が長いため運転前などにエディブルを摂取するのはできるだけ避けるようにしましょう!

CBDを摂取する際の注意点は過去のブログを参考にしてみてください!

【CBDの使用をやめたほうがいい方や場面。その理由を徹底解説】

⑶即効性を高めたいならCBDリキッド

 CBD商品の中で一番即効性が高いのはCBDリキッドになります。例えば、入眠をスムーズにしたい場合や、朝の目覚めが悪い時はエディブルなどの持久型よりも即効型の方がおすすめです!

 CBDリキッドは気化することよって肺から吸収するため、数秒から数分で効果を感じることができます。即効性のある分、CBDオイルなどに比べると持続時間が短くなりますが吸収率も高いことが特徴です。

 リキッドタイプは、「場所を選ぶ」「女性は使いずらい」という声もありますが、自宅で使うときなどはリキッドにしてみても良いかもしれませんね!

【CBDリキッドってなに?成分や使い方、メリットを徹底解説!】

【②CBDとは】

⑴CBDは植物性由来の成分

 【CBD】は大麻草から採れる【カンナビノイド】と呼ばれる成分の一つですが、多くの方がイメージするような精神作用(いわゆるハイの状態)・乱用性・中毒性はありません。その証拠に、CBDは日本でももちろん合法で、WHOや日本の厚生労働省がCBDに対する安全性や有用性を担保しています。

 2021年頃から日本でも一般認知され始めたCBDは、その効用の広さから医療・健康・美容業界からも注目を集めている最先端の成分です。CBDは主にリラックス効果を引き出したり、海外では癌の治療薬としても使われる一方で、最近では保湿効果やアンチエイジング効果、にきびや湿疹といった肌トラブルを改善する働きが認められ、CBD入りの化粧水やクリームが大人気の商品となっています。2022年にはグミでお馴染みのU-HA味覚糖がCBDとコラボしたり、街中の自動販売機でCBDドリンクを見かけることが多くなり、今後ますます認知度が高くなっていくと思います。

⑵CBDはリラックスを引き出す成分

 CBDは主に「リラックス(抗鎮静作用)」「ストレス軽減(抗不安作用)」「美肌・保湿効果(抗炎症作用・抗酸化作用)」といった効果があります。実際に、グーグルなどで「CBD リラックス」と検索するといろんな情報が出てきますが、CBDがなぜそのような効果を持つのか、ポイントを2つにまとめてみました。

①CBDが身体のバランスを整えるから

 人間の体内には、自分の身体を調節するエンド・カンナビノイド・システム(以下ECSと略称)と呼ばれる機能が備わっています。

 ECSは外部からの肉体的・感情的・心理的なストレスを受けたときに、体内のバランスを取り戻すと同時に、肉体的な快感や活力、健康状態を調整するということが研究で分かっています。ECSは人体の制御装置と表現されたりもします。ところが、このECSを動かすために必要な「カンナビノイド」は、加齢やストレス、栄養不足などによって数が減少してしまいます。ECSの働きが弱るとカンナビノイド欠乏症という状態になり、それが様々な疾患につながることも明らかになりました。

 実は、私たちの体内には内因性カンナビノイドと呼ばれるCBDに似た物質を持っており、普段はそれを利用してECSを働かせています。CBDは植物性カンナビノイドと言います。

ECSの乱れによって生じる体の不調

自律神経機能の不調

不定愁訴

うつ病

アルツハイマー

糖尿病

心臓病

アレルギー

線維筋痛症(全身の筋肉や関節などの痛みやこわばり)

偏頭痛

 カンナビノイド欠乏症には植物性カンナビノイドであるCBDが有効であると言われており、外部からサプリのように摂取してあげることで、ECSの働きをサポートしてくれます。

ECSについてもっと知りたい!という方は、過去のブログを参考にしてみてください。

【ECSって何?体への影響やCBDとの相性など解説】

CBDの摂取方法について知りたい!という方は、過去のブログを参考にしてみてください。

【直接?食事に入れる?CBDを摂取する方法は?CBDオイルの摂取方法を紹介】

②CBDが自律神経を整えるから

 CBDはセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質に影響を与え、自律神経を整えてくれます。この仕組みが、CBDにストレス緩和やリラックス効果があると言われる理由です。長期間の不安感やストレスは、自律神経の乱れや、うつ病などの精神疾患につながる可能性があり、さらに、ECSを正常に働かせるカンナビノイドも減少させてしまいます。CBDがもたらす不安感の解消やリラックス効果、ストレス緩和は、自律神経の乱れを整えます。

CBDと自律神経については過去のブログを参考にしてみてください。

【自律神経を乱さないための習慣】

⑶CBDにはどんな商品がある

 CBDにはたくさんの種類の商品があり、CBD商品に含まれているCBDの量、性質、体の部位による吸収率の違いなどを考えて製品選びをする必要があります。しかし、基本的に「CBD商品は食べる、塗る商品がある」ことと、「CBDは自分がリラックスしたいときに摂取する」の2点を覚えておけば大丈夫です。

主なCBDアイテム

CBDオイル

CBDエディブル(グミ、チョコ、アメ、タブレット)

CBDバーム(クリーム、リップ)

CBDバスボム(入浴剤)

CBDスキンケア(フェイシャルマスク、美容液)

CBDの摂取方法や各商品の違い、摂取量の目安なども過去の記事で書いていますので、ぜひ参考にしてみてください

【CBDってどれくらい摂取すればいいの?適量や目安、タイミングを解説】

【直接?食事に入れる?CBDを摂取する方法は?CBDオイルの摂取方法を紹介】

【オイルとグミはどっちがいい?自分に合うCBD製品が知りたい。CBD製品による吸収率の違いを解説】

 CBDオイルやエディブルはそのまま食べて使います。胃や口腔の毛細血管から吸収され、体の内側全体からリラックス効果を引き出します。

 CBDバームやスキンケア商品は、CBDが肌に作用することで局所的な痛みや炎症の改善が期待できます。

 CBDはネットで購入することもできますが、初めての方は不安もあると思います。最近ではCBDの専門店やCBDカフェも関東を中心に見かけるようになりましたし、自身の悩みを相談するとおすすめの商品を紹介してくれたり、テイスティングができる店舗もありますので、ぜひ足を運んでみてください。

【③補足と注意事項】

 現在、持病などで薬を服用している方は、カンナビノイド製品を使用する前に必ず主治医に相談してください。

 CBDは薬ではありませんが、『薬物相互作用』を起こす場合があります。市販薬を含め、薬は肝臓の酵素によって代謝されます。CBDはその酵素の働きを阻害するため、結果的に服用中の薬が体内で作用する時間を長くする可能性があります。これは果物のグレープフルーツでも起こる可能性があると言われています。

 服用中の薬が効き過ぎてしまうことを避けるために、持病などで薬を服用している方は必ず主治医に相談してくださいね!