日本製のCBD商品はどれ?商品製造国と原料生産国の違い

「CBDってどこで作られてるの?」

「CBDは海外製のイメージが強い?」

「日本製以外でも大丈夫なのかな?」

今回の記事はCBD製品はどこで作られているのか?原産国と製造国の違いについて解説します。

読むのが辛い、後でじっくり読みたいという方は以下の3つだけでも覚えてくださいね

①CBD原料は全て輸入

②原料の安全性は成分分析表を確認

③輸入原料を使用して日本で製造されている商品はある

日本製のCBD商品はどれ?商品製造国と原料生産国の違い

【①日本製のCBD商品はどれ?】

⑴原料は全て海外輸入

⑵CBD原料の原産地

⑶日本製造のCBDオイル

【②CBDとは】

⑴CBDは植物性由来の成分

⑵CBDはリラックス効果がある

⑶CBDはこんな商品がある

【①CBDの安全性、副作用など】

⑴原料は全て海外輸入

 日本の現行法上、CBDの原材は全て海外からの輸入に頼っています。原材の抽出から商品製造までを日本で行っているCBD商品はありません。そのため、安全性が気になるという場合は、原料の質を確かめるための成分分析表(COA)を販売店から確認する必要があります。

成分分析表で主に確認したいこと

①違法成分のTHCが入っていないか

②人体に有害な物質は入っていないか(重金属やカビなど)

③原料が抽出された日はいつか

成分分析表や、安心できるCBD商品の選び方については過去に記事を書いていますので、そちらも参考にしてみてください。

【安心できるCBD商品を選ぶためのポイントとは?】

⑵CBD原料の原産地

 CBD原料の原産地でよく目にするのは【アメリカ(オレゴン州、コロラド州)】【スイス】【オランダ】【スロベニア】などの欧米や北欧地域です。

 原料の質を見極めるには、「CBD商品の原産地はどこか?」というよりも、オーガニック原料であるかということが大きなポイントになるかと思います。

 例えば、アメリカではUSDAというオーガニック認証制度を採用しており、そのマークがついていれば、アメリカ基準のオーガニックとなります。

アメリカのオーガニック基準についても過去に記事を書いていますので、そちらを参考にしてみてください。

【安心できるCBD商品を選ぶためのポイントとは?】

⑶日本製造のCBDオイル

 CBDの原料は全て輸入品ですが、日本で製造が行われている場合は国産、Made in Japanと表記されます。「CBD 日本製」などで検索するとたくさんの商品が出てきます。

CBDオイル

HealthyTOKYO (ヘルシートウキョー)

Cannatech(カンナテック)

The CBD(ザシービーディー)

CHILLAXY(チラクシー)

Roun(ラウン)

Greeus cbd(グリースCBD)

ビクル(Bicle)、ふわり(Fuwari)

&well being(アンドウェルビーイング)

H Think(エイチシンク)など

CBDリキッド・ベイプ

VapeMania(ベイプマニア)

+WEED(プラスウィード)

Azalea CBD(アザレアCBD)など

【②CBDとは】

⑴CBDは植物性由来の成分

 【CBD】は大麻草から採れる【カンナビノイド】と呼ばれる成分の一つですが、多くの方がイメージするような精神作用(いわゆるハイの状態)・乱用性・中毒性はありません。その証拠に、CBDは日本でももちろん合法で、WHOや日本の厚生労働省がCBDに対する安全性や有用性を担保しています。

 2021年頃から日本でも一般認知され始めたCBDは、その効用の広さから医療・健康・美容業界からも注目を集めている最先端の成分です。CBDは主にリラックス効果を引き出したり、海外では癌の治療薬としても使われる一方で、最近では保湿効果やアンチエイジング効果、にきびや湿疹といった肌トラブルを改善する働きが認められ、CBD入りの化粧水やクリームが大人気の商品となっています。2022年にはグミでお馴染みのU-HA味覚糖がCBDとコラボしたり、街中の自動販売機でCBDドリンクを見かけることが多くなり、今後ますます認知度が高くなっていくと思います。

⑵CBDはリラックス効果がある

 CBDは主に「リラックス(抗鎮静作用)」「ストレス軽減(抗不安作用)」「美肌・保湿効果(抗炎症作用・抗酸化作用)」といった効果があります。実際に、グーグルなどで「CBD リラックス」と検索するといろんな情報が出てきますが、CBDがなぜそのような効果を持つのか、ポイントを2つにまとめてみました。

①CBDが身体のバランスを整えるから

 人間の体内には、自分の身体を調節するエンド・カンナビノイド・システム(以下ECSと略称)と呼ばれる機能が備わっています。

 ECSは外部からの肉体的・感情的・心理的なストレスを受けたときに、体内のバランスを取り戻すと同時に、肉体的な快感や活力、健康状態を調整するということが研究で分かっています。ECSは人体の制御装置と表現されたりもします。ところが、このECSを動かすために必要な「カンナビノイド」は、加齢やストレス、栄養不足などによって数が減少してしまいます。ECSの働きが弱るとカンナビノイド欠乏症という状態になり、それが様々な疾患につながることも明らかになりました。

 実は、私たちの体内には内因性カンナビノイドと呼ばれるCBDに似た物質を持っており、普段はそれを利用してECSを働かせています。CBDは植物性カンナビノイドと言います。

ECSの乱れによって生じる体の不調

自律神経機能の不調

不定愁訴

うつ病

アルツハイマー

糖尿病

心臓病

アレルギー

線維筋痛症(全身の筋肉や関節などの痛みやこわばり)

偏頭痛

 カンナビノイド欠乏症には植物性カンナビノイドであるCBDが有効であると言われており、外部からサプリのように摂取してあげることで、ECSの働きをサポートしてくれます。

ECSについてもっと知りたい!という方は、過去のブログを参考にしてみてください。

【ECSって何?体への影響やCBDとの相性など解説】

CBDの摂取方法について知りたい!という方は、過去のブログを参考にしてみてください。

【直接?食事に入れる?CBDを摂取する方法は?CBDオイルの摂取方法を紹介】

②CBDが自律神経を整えるから

 CBDはセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質に影響を与え、自律神経を整えてくれます。この仕組みが、CBDにストレス緩和やリラックス効果があると言われる理由です。長期間の不安感やストレスは、自律神経の乱れや、うつ病などの精神疾患につながる可能性があり、さらに、ECSを正常に働かせるカンナビノイドも減少させてしまいます。CBDがもたらす不安感の解消やリラックス効果、ストレス緩和は、自律神経の乱れを整えます。

CBDと自律神経については過去のブログを参考にしてみてください。

【自律神経を乱さないための習慣】

⑶CBDにはどんな商品がある

 CBDにはたくさんの種類の商品があり、CBD商品に含まれているCBDの量、性質、体の部位による吸収率の違いなどを考えて製品選びをする必要があります。しかし、基本的に「CBD商品は食べる、塗る商品がある」ことと、「CBDは自分がリラックスしたいときに摂取する」の2点を覚えておけば大丈夫です。

主なCBDアイテム

CBDオイル

CBDエディブル(グミ、チョコ、アメ、タブレット)

CBDバーム(クリーム、リップ)

CBDバスボム(入浴剤)

CBDスキンケア(フェイシャルマスク、美容液)

CBDの摂取方法や各商品の違い、摂取量の目安なども過去の記事で書いていますので、ぜひ参考にしてみてください

【CBDってどれくらい摂取すればいいの?適量や目安、タイミングを解説】

【直接?食事に入れる?CBDを摂取する方法は?CBDオイルの摂取方法を紹介】

【オイルとグミはどっちがいい?自分に合うCBD製品が知りたい。CBD製品による吸収率の違いを解説】

 CBDオイルやエディブルはそのまま食べて使います。胃や口腔の毛細血管から吸収され、体の内側全体からリラックス効果を引き出します。

 CBDバームやスキンケア商品は、CBDが肌に作用することで局所的な痛みや炎症の改善が期待できます。

 CBDはネットで購入することもできますが、初めての方は不安もあると思います。最近ではCBDの専門店やCBDカフェも関東を中心に見かけるようになりましたし、自身の悩みを相談するとおすすめの商品を紹介してくれたり、テイスティングができる店舗もありますので、ぜひ足を運んでみてください。

【③補足と注意事項】

 現在、持病などで薬を服用している方は、カンナビノイド製品を使用する前に必ず主治医に相談してください。

 CBDは薬ではありませんが、『薬物相互作用』を起こす場合があります。市販薬を含め、薬は肝臓の酵素によって代謝されます。CBDはその酵素の働きを阻害するため、結果的に服用中の薬が体内で作用する時間を長くする可能性があります。これは果物のグレープフルーツでも起こる可能性があると言われています。

 服用中の薬が効き過ぎてしまうことを避けるために、カンナビノイド製品を使用する前に必ず主治医に相談してください。

 特に、CBDの摂取が1日100mgを超える場合は、下記のような医薬品との相互作用に注意して、使用前に主治医に相談することが必要です。

ベンゾジアゼピン、抗うつ薬、抗精神病薬、麻酔薬、ステロイド、免疫抑制剤、抗凝固剤、スタチン、抗不整脈薬、カルシウム拮抗剤など