「CBDって何?」
「CBDはどんな人が使うの?」
「CBDってなんで効くの?」
今回の記事はCBDの概要と、どんな方におすすめなのかを分かりやすく解説します。「CBDって本当に効くの?」と疑問を抱いている方も、理論がわかればスッキリするはず!ぜひ参考にしてみてください!
【CBDはこんな方におすすめ】
【①CBDとは】
⑴CBDは植物性由来の成分
⑵CBDはリラックス効果がある
⑶多くの芸能人・スポーツ選手が愛用
【②CBDはこんな方におすすめ】
⑴肩こりなどの慢性痛を持っている方
⑵身体的・精神的な緊張感が多い方
⑶日々の睡眠に問題を抱えている方
【③補足と注意事項】
【①CBDとは】
⑴CBDは植物性由来の成分
【CBD】は大麻草から採れる【カンナビノイド】と呼ばれる成分の一つですが、多くの方がイメージするような精神作用(いわゆるハイの状態)・乱用性・中毒性はありません。その証拠に、CBDは日本でももちろん合法で、WHOや日本の厚生労働省がCBDに対する安全性や有用性を担保しています。
2021年頃から日本でも一般認知され始めたCBDは、その効用の広さから医療・健康・美容業界からも注目を集めている最先端の成分です。CBDは主にリラックス効果を引き出したり、海外では癌の治療薬としても使われる一方で、最近では保湿効果やアンチエイジング効果、にきびや湿疹といった肌トラブルを改善する働きが認められ、CBD入りの化粧水やクリームが大人気の商品となっています。2022年にはグミでお馴染みのU-HA味覚糖がCBDとコラボしたり、街中の自動販売機でCBDドリンクを見かけることが多くなり、今後ますます認知度が高くなっていくと思います。
CBDに関する安全性などをもっと知りたい!という方は、是非過去のブログを参考にしてみてください。
⑵CBDはリラックス効果がある
CBDは主に「リラックス(抗鎮静作用)」「ストレス軽減(抗不安作用)」といった効果があります。実際に、グーグルなどで「CBD リラックス」と検索するといろんな情報が出てきますが、CBDがなぜそのような効果を持つのか、ポイントを2つにまとめてみました。
①CBDが身体のバランスを整えるから
人間の体内には、自分の身体を調節するエンド・カンナビノイド・システム(以下ECSと略称)と呼ばれる機能が備わっています。
ECSは外部からの肉体的・感情的・心理的なストレスを受けたときに、体内のバランスを取り戻すと同時に、肉体的な快感や活力、健康状態を調整するということが研究で分かっています。ECSは人体の制御装置と表現されたりもします。ところが、このECSを動かすために必要な「カンナビノイド」は、加齢やストレス、栄養不足などによって数が減少してしまいます。ECSの働きが弱るとカンナビノイド欠乏症という状態になり、それが様々な疾患につながることも明らかになりました。
実は、私たちの体内には内因性カンナビノイドと呼ばれるCBDに似た物質を持っており、普段はそれを利用してECSを働かせています。CBDは植物性カンナビノイドと言います。
ECSの乱れによって生じる体の不調
自律神経機能の不調
不定愁訴
うつ病
アルツハイマー
糖尿病
心臓病
アレルギー
線維筋痛症(全身の筋肉や関節などの痛みやこわばり)
偏頭痛
カンナビノイド欠乏症には植物性カンナビノイドであるCBDが有効であると言われており、外部からサプリのように摂取してあげることで、ECSの働きをサポートしてくれます。
ECSについてもっと知りたい!という方は、過去のブログを参考にしてみてください。
CBDの摂取方法について知りたい!という方は、過去のブログを参考にしてみてください。
【【直接?食事に入れる? CBDを摂取する方法は?CBDオイルの摂取方法を紹介】
②CBDが自律神経を整えるから
CBDはセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質に影響を与え、自律神経を整えてくれます。この仕組みが、CBDにストレス緩和やリラックス効果があると言われる理由です。長期間の不安感やストレスは、自律神経の乱れや、うつ病などの精神疾患につながる可能性があり、さらに、ECSを正常に働かせるカンナビノイドも減少させてしまいます。CBDがもたらす不安感の解消やリラックス効果、ストレス緩和は、自律神経の乱れを整えます。
⑶多くの芸能人・スポーツ選手が愛用
医療・健康・美容業界からも注目を集めているCBDは、多くの著名人の間でも話題となっています。
日本では、モデルのローラさんがCBD入りのバスボムを「自身のナイトルーティンの一環」として取り入れている様子を動画で紹介していました!
入浴による血行促進は、体の緊張をほぐしたり、リラックス効果もあるので、CBDとの相性はバッチリです!
【ローラのナイトルーティン🌙】Rola’s Night Routine✨こだわりの夜の過ごし方やバスタイム中にしていること🌃
小嶋陽菜さんもバスボムを愛用しているそうですが、ある雑誌ではFullbetというブランドのCBD入りフェイシャルマスクを紹介していました。このフェイシャルマスクは、CBDに加えてプラセンタエキスなども含まれているそうで、同社のHPには「美肌を目指す女性のために生まれたフェイスマスク」と紹介されています!
スポーツ界では、格闘家の武尊(タケル)選手が、プレッシャーと戦う飲むストレスケアとしてCBDオイルのブランド(CelaPhia)を立ち上げたそうです。さらに、お笑い芸人のEXITさんなど多数の芸能人もCBDブランドを出しており、CBDの注目度の高さを感じますね!
【②CBDはこんな方におすすめ】
⑴肩こりなどの慢性痛を持っている方
肩こりは精神的ストレスなど、複合的な理由で引き起こされる痛みの症状です。基本的には肩の僧帽筋と呼ばれる筋肉が収縮・緊張し、硬くなることに痛みの原因があります。
悪い姿勢
運動不足
血行不良
眼精疲労
厚生労働省の国民生活基礎調査によると、肩こりは自覚症状として女性では1位、男性では2位に挙げられているほどその悩みを抱えている方は多いです。特に現代では、長時間のスマートフォン使用、コロナ禍での運動不足や在宅勤務の増加が肩こりに拍車をかけていると感じます。
CBDの持つリラックス効果は体の緊張をほぐし、肩こりにも有効です。さらに「CBDには鎮痛・抗炎症の作用」もあります。皮膚にCBDを塗布することで、局所的に痛みを軽減させたりする効果があるとされています。
私も悪視力、側湾症、顎関節症、2番目の頸椎の歪みを持っており、肩こりは日常的です。整体やマッサージにも通いますが、時間的、経済的にもしょっちゅう通えるわけではありません。そうなるとやはり日々のケアが重要になってきます。CBDを摂取しただけで肩こりが完全になくなるわけではないですが、入浴などで血行を整えたり、ストレッチなどをすると同時に、寝る前はCBDを塗るか、CBDオイルを摂取することで日々のケアをしています。ケアをしている時とそうでない時の違いは明らかで、1週間それをしないことを想像すると少し怖いくらいです。
最近は皮膚に塗るタイプのCBDロールオンやバームも発売されており、肩こりの改善に限って言えば、CBDオイルよりもそちらがおすすめです。もちろん肩こりだけでなく筋肉痛などの炎症にも効果が期待できます。
CBDが肩こりに対して有効かどうかの消費者アンケートがありましたので、気になる方は参考にしてみてください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000046506.html
⑵自律神経が乱れやすい方
自律神経は前述の肩こりにも関係していますが、ストレスが続いたり、身体が冷えたりすると自律神経のバランスに影響して交感神経が活発に働くようになります。交感神経が活発になると血管が収縮して血行が悪くなったり、放置していると「自律神経失調症」など、日常に支障をきたす症状に進展してしまうこともあります。
【自律神経失調症の主な症状】
不眠(眠りが浅い)
朝にスッキリ起き上がれない
いつも体調が優れないと感じる
微熱が続く
慢性痛
不安感(動悸)
手汗が多い
尿漏れ(尿意が我慢できない)
胃の不快感(吐き気)
便秘や下痢
自律神経の不調は、交感神経と副交感神経のバランスが悪くなったときに起こりやすいと考えられています。日中は交感神経が活発になり、夜は副交感神経が優位になることが理想とされています。しかし、生活習慣の乱れやストレスによって神経のバランスが悪くなると以上のような症状が引き起こされる可能性があります。しっかりリラックスすべき夜に仕事のことを考えてしまったり、気になることがあったりすると交感神経が優位になり、興奮状態が続いてしまいます。それが、不眠などにもつながる原因です。
CBDは、ECSを介して自律神経のバランスを調節する作用があります。特に、CBDが持つリラックス効果は、副交感神経を優位にして心拍数や血圧を低下させたり、睡眠を誘発したりします。さらに、このような心身のリラックスは、エネルギー消耗を抑制し疲労回復やストレスの軽減などを助けます。
自律神経の問題に対して確立された治療法はないため、ストレス解消、リラックスできる状態を自身で分析し、新しい方法を試していくことが肝心です。
⑶日々の睡眠に問題を抱えている方
自律神経の不調は睡眠に関する問題にもつながります。睡眠障害は今や国民的病いとして考えられており、24時間のうち睡眠が7時間以下の成人男性は、肥満、心臓病、糖尿病、関節炎、脳卒中、うつ病といった慢性病を発症する確率が高くなると言われています。さらに、女性には特有の睡眠問題があり、例えば、月経の1週前頃から月経中にかけて睡眠の質が低下し、眠気やだるさが強くなるなどです。これは女性ホルモンであるプロゲステロンの増加や体温上昇が影響し、深い睡眠が減少するためと考えられています。かといって、処方箋睡眠薬を使用すると、副作用はもちろん、がんやうつ病、感染症のリスクが伴うとも言われています。睡眠薬はあくまで睡眠に類似した状態に導入する薬物であり、自然な睡眠を得ることはできません。一方、CBDには副作用がなく、ECSを通した自然な眠りを補助する成分として既に海外では睡眠薬や頭痛薬の代わりとして注目されています。
睡眠障害は睡眠時間そのものではなく、日中に不調が出現するかどうかということがポイントになります。なぜなら、睡眠時間には季節、日照などの環境要因や体格、体力などの個体要因も深く関連し、健康な人でも日照時間が短くなる冬季には睡眠時間が長くなったりするからです。しっかり睡眠を取っているはずなのになんだかだるいという場合は、睡眠の質が良くない可能性があります。一般的に、1ヶ月以上にわたって日中に眠気やだるさが続く場合は睡眠に関して見直す必要があると言われています。
睡眠障害は以下の4つに分類されます。
入眠障害 :寝つくまで2時間以上かかる
中途覚醒 :寝ついた後も夜中に2回以上目が覚めてしまう
熟眠障害 :ぐっすり眠った感覚がない
早朝覚醒 :普段よりも2時間以上早く目が覚める
睡眠障害の原因
環境的な時差や騒音
体内時計の狂い(スマホの画面、昼夜逆転)
肩こりなどの慢性痛
せき
痒み
心理的なストレス(仕事やお金、家族の問題)
習慣化した薬(アルコール・カフェイン・喫煙・ステロイド系)
また、社会人になり急に運動習慣がなくなって夜寝れなくなるというパターンもあります。それは体のエネルギー消費が頭のエネルギー消費に変わり、神経の刺激が多くなってしまったことが考えられます。
CBDは、ECSを介して自律神経のバランスを調節する作用があります。副交感神経を優位にすることで、日々の入眠がスムーズになると言われています。さらに、CBDは睡眠や不安感、気分などに影響するセロトニン受容体と結びつくことで、熟眠を助けてくれます。日中のパフォーマンスが下がった、眠気が取れない、朝スッキリ起きられないという方は、CBDをぜひ試してみてください!
【③補足と注意事項】
現在、持病などで薬を服用している方は、カンナビノイド製品を使用する前に必ず主治医に相談してください。
CBDは薬ではありませんが、『薬物相互作用』を起こす場合があります。市販薬を含め、薬は肝臓の酵素によって代謝されます。CBDはその酵素の働きを阻害するため、結果的に服用中の薬が体内で作用する時間を長くする可能性があります。これは果物のグレープフルーツでも起こる可能性があると言われています。
服用中の薬が効き過ぎてしまうことを避けるために、カンナビノイド製品を使用する前に必ず主治医に相談してください。
特に、CBDの摂取が1日100mgを超える場合は、下記のような医薬品との相互作用に注意して、使用前に主治医に相談することが必要です。
ベンゾジアゼピン、抗うつ薬、抗精神病薬、麻酔薬、ステロイド、免疫抑制剤、抗凝固剤、スタチン、抗不整脈薬、カルシウム拮抗剤など