「CBDって寝る前にどれくらい摂取すればいいの?」
「CBDの効果がなかなか感じにくい」
CBDを買ったとき、大体は「1〜2滴を目安に摂取」と書かれていますよね?でもCBDの量は、個人によって大きく変わり標準の量では効果が感じられなかったりする場合があります。
【CBDを寝る前に使う場合の摂取量】
⑴寝る前は多めのCBDが基本
CBDには二相性という特性があり、低用量だと覚醒(カフェイン的)高用量では鎮静(リラックス)
になります。ですので、引き出したい効果によって量を調節する必要があります!
個人的に(体重60kg)就寝前は60mgくらいを摂取しています。CBDオイルで換算すると4滴程度になります。
どれくらい摂取すればリラックスできるかは個人差や状況(寝つきが悪い時、そうでもない時など)によっても変わります。まずは1滴から始めてみて、自分が効果を感じる用量(スイートスポット)を探していくのも良い方法です!
ネイチャーカンなどのサイトでは、目的に合わせた摂取量の計算をしてくれますので、そちらの活用もおすすめします。
CBD摂取量計算機(ネイチャーカン)
https://www.naturecan.jp/pages/cbd-dosage-calculator
CBDオイルなどの効果が感じにくい場合の対処法については、過去に記事を書いていますので参考にしてみてください。
⑵CBDオイル1滴の含有量
CBDオイル容器が【10ml】、濃度が【30%】の場合は、1滴あたり約12〜15mgのCBDが含まれます。
CBDグミは1個につき20mg程度含まれていることが多いため、CBDの量が計算しやすいことがメリット!グミの場合、寝る前は1回に2〜3個摂取しています!
CBD摂取量の基準についてより詳しい記事を書いていますので、そちらも参考にしてみてくださいね!
⑶おすすめの摂取方法
CBD製品は摂取方法によって体への吸収率が異なります。中でもCBDオイルは吸収率が約30%〜40%と高いのが特徴です。
CBDオイルの効果を最大限に引き出すのは【舌下に溜めて飲み込む方法】となります。粘膜のある舌下のくぼみに約30秒〜1分間溜めることで、体への吸収率が高くなり、効果が現れる時間も早くなることがメリットです。
「最近寝つきが悪い」という方には、就寝の2時間くらい前に『舌下摂取』がおすすめです!お風呂に入る前やストレッチと合わせると、体の緊張が「中からも外からもほぐれて入眠をサポート」してくれます。
リラックス以外のCBDの使い方ついては、過去のブログを参考にしてみてくださいね!
【CBDオイルはいつ使う?効果的な時間帯やタイミングを紹介】
【CBDを寝る前に使うときのポイント】
⑷CBNが入った商品を選ぶ
CBDを購入するとき、 CBNとか、CBGという種類を目にしたことはありませんか?CBNは「眠りのカンナビノイド」と言われていて、カンナビノイドの中で最も強いリラックス作用を持っていると言われています。
CBNが睡眠に対してどのような効果があるのか?ということはまだ不明点は多いものの、CBDとの組み合わせによって鎮静・睡眠サポートが期待できると言われています!
2019年のラットの動物研究によると、CBDとCBNの混合物を1:1の比率で投与したところ、それぞれを単独で投与するよりも、顎関節症や線維筋痛症の痛みを緩和したことが分かっています。
痛みの緩和が睡眠を2次的に改善させている可能性があり、肩こりなどの慢性痛をお持ちの方はCBNを摂取することで入眠をしっかりサポートしてくれるかもしれません!
⑸眠りの質を上げたい場合はCBDカプセルかグミ
頭痛や肩こりの時、良く眠れなかったりした経験はありませんか?そのような体の痛みや不快感があると眠りの質がグッと落ちてしまいます。
CBDカプセルやグミは経口摂取に分類され、オイルよりも即効性や吸収率が落ちる代わりに、体に長く留まってくれます!偏頭痛や肩こりなどの慢性痛、PMSを緩和してくれる時間も長くなるという声が多くあり、2次的な睡眠の質の向上が期待できます!
【オイルとグミはどっちがいい?自分に合うCBD製品が知りたい。CBD製品による吸収率の違いを解説】
⑹入眠をサポートしたい場合はCBDオイルかリキッド
入眠をスムーズにしたい場合は、グミなどの持久性よりも即効性が必要だと思います。なので、摂取方法の中でも、早く効果が感じられる舌下摂取にしましょう!
また、CBD製品の中で一番即効性があるのは断然CBDリキッドです。リキッドタイプは場所を選んだり、女性は使いずらいという声もありますが、自宅で使うときは問題ない!という場合はリキッドタイプもお勧めです!
【CBDリキッドってなに?成分や使い方、メリットを徹底解説!】
【②CBDとは】
⑴CBDは植物性由来の成分
【CBD】は大麻草から採れる【カンナビノイド】と呼ばれる成分の一つですが、多くの方がイメージするような精神作用(いわゆるハイの状態)・乱用性・中毒性はありません。その証拠に、CBDは日本でももちろん合法で、WHOや日本の厚生労働省がCBDに対する安全性や有用性を担保しています。
2021年頃から日本でも一般認知され始めたCBDは、その効用の広さから医療・健康・美容業界からも注目を集めている最先端の成分です。CBDは主にリラックス効果を引き出したり、海外では癌の治療薬としても使われる一方で、最近では保湿効果やアンチエイジング効果、にきびや湿疹といった肌トラブルを改善する働きが認められ、CBD入りの化粧水やクリームが大人気の商品となっています。2022年にはグミでお馴染みのU-HA味覚糖がCBDとコラボしたり、街中の自動販売機でCBDドリンクを見かけることが多くなり、今後ますます認知度が高くなっていくと思います。
⑵CBDはリラックス効果がある
CBDは主に「リラックス(抗鎮静作用)」「ストレス軽減(抗不安作用)」「美肌・保湿効果(抗炎症作用・抗酸化作用)」といった効果があります。実際に、グーグルなどで「CBD リラックス」と検索するといろんな情報が出てきますが、CBDがなぜそのような効果を持つのか、ポイントを2つにまとめてみました。
①CBDが身体のバランスを整えるから
人間の体内には、自分の身体を調節するエンド・カンナビノイド・システム(以下ECSと略称)と呼ばれる機能が備わっています。
ECSは外部からの肉体的・感情的・心理的なストレスを受けたときに、体内のバランスを取り戻すと同時に、肉体的な快感や活力、健康状態を調整するということが研究で分かっています。ECSは人体の制御装置と表現されたりもします。ところが、このECSを動かすために必要な「カンナビノイド」は、加齢やストレス、栄養不足などによって数が減少してしまいます。ECSの働きが弱るとカンナビノイド欠乏症という状態になり、それが様々な疾患につながることも明らかになりました。
実は、私たちの体内には内因性カンナビノイドと呼ばれるCBDに似た物質を持っており、普段はそれを利用してECSを働かせています。CBDは植物性カンナビノイドと言います。
ECSの乱れによって生じる体の不調
自律神経機能の不調
不定愁訴
うつ病
アルツハイマー
糖尿病
心臓病
アレルギー
線維筋痛症(全身の筋肉や関節などの痛みやこわばり)
偏頭痛
カンナビノイド欠乏症には植物性カンナビノイドであるCBDが有効であると言われており、外部からサプリのように摂取してあげることで、ECSの働きをサポートしてくれます。
ECSについてもっと知りたい!という方は、過去のブログを参考にしてみてください。
CBDの摂取方法について知りたい!という方は、過去のブログを参考にしてみてください。
【直接?食事に入れる?CBDを摂取する方法は?CBDオイルの摂取方法を紹介】
②CBDが自律神経を整えるから
CBDはセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質に影響を与え、自律神経を整えてくれます。この仕組みが、CBDにストレス緩和やリラックス効果があると言われる理由です。長期間の不安感やストレスは、自律神経の乱れや、うつ病などの精神疾患につながる可能性があり、さらに、ECSを正常に働かせるカンナビノイドも減少させてしまいます。CBDがもたらす不安感の解消やリラックス効果、ストレス緩和は、自律神経の乱れを整えます。
CBDと自律神経については過去のブログを参考にしてみてください。
⑶CBDにはどんな商品がある
CBDにはたくさんの種類の商品があり、CBD商品に含まれているCBDの量、性質、体の部位による吸収率の違いなどを考えて製品選びをする必要があります。しかし、基本的に「CBD商品は食べる、塗る商品がある」ことと、「CBDは自分がリラックスしたいときに摂取する」の2点を覚えておけば大丈夫です。
主なCBDアイテム
CBDオイル
CBDエディブル(グミ、チョコ、アメ、タブレット)
CBDバーム(クリーム、リップ)
CBDバスボム(入浴剤)
CBDスキンケア(フェイシャルマスク、美容液)
CBDの摂取方法や各商品の違い、摂取量の目安なども過去の記事で書いていますので、ぜひ参考にしてみてください
【CBDってどれくらい摂取すればいいの?適量や目安、タイミングを解説】
【直接?食事に入れる?CBDを摂取する方法は?CBDオイルの摂取方法を紹介】
【オイルとグミはどっちがいい?自分に合うCBD製品が知りたい。CBD製品による吸収率の違いを解説】
CBDオイルやエディブルはそのまま食べて使います。胃や口腔の毛細血管から吸収され、体の内側全体からリラックス効果を引き出します。
CBDバームやスキンケア商品は、CBDが肌に作用することで局所的な痛みや炎症の改善が期待できます。
CBDはネットで購入することもできますが、初めての方は不安もあると思います。最近ではCBDの専門店やCBDカフェも関東を中心に見かけるようになりましたし、自身の悩みを相談するとおすすめの商品を紹介してくれたり、テイスティングができる店舗もありますので、ぜひ足を運んでみてください。
【③補足と注意事項】
現在、持病などで薬を服用している方は、カンナビノイド製品を使用する前に必ず主治医に相談してください。
CBDは薬ではありませんが、『薬物相互作用』を起こす場合があります。市販薬を含め、薬は肝臓の酵素によって代謝されます。CBDはその酵素の働きを阻害するため、結果的に服用中の薬が体内で作用する時間を長くする可能性があります。これは果物のグレープフルーツでも起こる可能性があると言われています。
服用中の薬が効き過ぎてしまうことを避けるために、持病などで薬を服用している方は必ず主治医に相談してくださいね!