CBDってどれくらい摂取すればいいのか、迷うことってありますよね?CBDは量を間違えると、全然効果が感じられなかったり、寝る前に逆に目が覚めてしまうなんてことにも。今回は「CBDを使う時の量がよく分からない」「使用量を決める時の注意点はある?」という疑問を一緒に解決していきましょう!
CBDってどれくらい摂取すればいいの?適量や特性を徹底解説
CBDを買ってみたものの、
「自分はCBDをどれくらい摂取すればいいのかな?」
「効果を感じにくい時は多めでも大丈夫なのかな?」と疑問に思われる方も多いと思います。
私も初めてCBDオイルを買った時は「摂取量」についてわからない事がたくさんありました、、、笑
CBDは量を間違えると、
①全然効果が感じられない
②寝る前に逆に目が覚めてしまう
なんてこともよくあり、結局CBDがよく分からないまま収納箱に入るパターンがあります。
せっかく買ったCBDを上手に使うためにも、今日のブログでは「正しい量」について解説していきます!
【①摂取量を知るために必ず知っておきたいこと】
⑴CBD低用量と高用量で作用が違う
CBDを上手に使うために、まず覚えておきたいのが「CBDの摂取量」に大きく関係する『二相性』と呼ばれる特性です。『二相性』とは化学で使われる用語なのですが、同じ物質が低用量と高用量とで反対の効果を持つことを言います。例えばアルコールも適量だと緊張を和らげたりしますが、大量に摂取すると気持ち悪くなったりしますよね。それと同じような感じです。
意外なことに、CBDに関してはこの「二相性」があまり消費者に伝わっていないんです。
CBDの二相性はこんな感じです!
低用量:覚醒作用
高用量:鎮静作用(リラックス)
CBDは低用量だと覚醒(カフェイン的な意味)してしまうんです!驚きですよね。
つまり、CBDでリラックスしたい場合は、多めに摂取する必要があります。もちろん朝の目覚めを良くしたい場合は低用量でもOK!
自分が得たい効果に合わせて量を調節する必要があります!
【②1回あたりの摂取量の基準】
⑵CBDオイルは1回3滴くらい取る必要がある
とは言うものの、低用量や高用量の基準って判断が難しいですよね?
そう言う時は、まず平均の摂取量を知ると解決に近づきそうです!
結論から言うと、
①体重50kgであれば1回あたり40mgが平均です。
例えば、CBDオイルの容器が10mlで、濃度が30%の場合は、1滴あたりのCBDが12〜15mgほどになりますので、1回あたり3滴くらいが目安になります。
昭和大学の佐藤教授によると、CBDの1日の推奨摂取量は
【体重1キログラムあたり5mg】
が目安になるそうで、それを1日の最大摂取量として使用することを勧めています。
①CBDオイルは5mg/体重1kgの用量を1日の最大とする
→体重50キロであれば250mg/1日
②初めての場合はそれの半分くらいからスタートする
→体重50キロであれば125mg/1日
最初にご紹介した1回40mgは
体重50kgの方が初めてCBDを使用した場合で1日3回を目安にして算出してみました!
CBDオイルは、他のCBD製品よりも吸収率が高いと言われていますが、1回の摂取量が20ミリグラム(1適)程度だとあまり効果が感じにくいかもしれません。
つまり、リラックスのために摂取したけど、用量が少なくて覚醒してしまっているんです。実際に「CBDオイルが効かなかった」という声の多くは用量が原因であることもあります。
【③効率の良いCBDの取り方】
⑶吸収率や製品の種類によっても量が変わる
その他にも、CBDの量を知る上で大切なことが3つほどあるのですが、今日はとりあえず
①CBDは低用量だと覚醒作用
②CBDは高用量だと鎮静作用(リラックス)
③CBDは1回あたり40mg(3滴ほど)を摂取
これだけ覚えておいてください!
そのほかに大切なことは
①吸収率
②摂取方法とタイミング
③CBDオイルの種類
があります。例えば、吸収率を知ることがなぜ大切なのかというと、CBDでも、ビタミンなどでも摂取した量が全て体内に吸収されるわけではないからです。
摂取したCBDは胃や肝臓などで少し分解されてしまうんです!なので、CBDをどこで吸収するかということもポイントになりそう。
そのあたりに関しては、過去のブログを参考にしてみてくださいね!
ここからはそもそもCBDとは何か?ということについて解説していきたいと思います!
【①そもそもCBDとは何か?】
⑴CBDは植物性由来の成分
【CBD】は大麻草から採れる【カンナビノイド】と呼ばれる成分の一つですが、多くの方がイメージするような精神作用(いわゆるハイの状態)・乱用性・中毒性はありません。なぜなら、CBDは日本でももちろん合法で、WHOや日本の厚生労働省がCBDに対する安全性や有用性を担保しているからです。
2021年頃から日本でも一般認知され始めたCBDは、その効用の広さから医療・健康・美容業界からも注目を集めている最先端の成分です。CBDは主にリラックス効果を引き出したり、海外では癌の治療薬としても使われる一方で、最近では保湿効果やアンチエイジング効果、にきびや湿疹といった肌トラブルを改善する働きが認められ、CBD入りの化粧水やクリームが大人気の商品となっています。2022年にはグミでお馴染みのU-HA味覚糖がCBDとコラボしたり、街中の自動販売機でCBDドリンクを見かけることが多くなり、今後ますます認知度が高くなっていくと思います。
⑵リラックス効果のある成分
CBDは主に「リラックス(抗鎮静作用)」「ストレス軽減(抗不安作用)」「美肌・保湿効果(抗炎症作用・抗酸化作用)」といった効果があります。実際に、グーグルなどで「CBD リラックス」と検索するといろんな情報が出てきますが、CBDがなぜそのような効果を持つのか、ポイントを2つにまとめてみました。
①CBDが身体のバランスを整えるから
人間の体内には、自分の身体を調節するエンド・カンナビノイド・システム(以下ECSと略称)と呼ばれる機能が備わっています。
ECSは外部からの肉体的・感情的・心理的なストレスを受けたときに、体内のバランスを取り戻すと同時に、肉体的な快感や活力、健康状態を調整するということが研究で分かっています。ECSは人体の制御装置と表現されたりもします。ところが、このECSを動かすために必要な「カンナビノイド」は、加齢やストレス、栄養不足などによって数が減少してしまいます。ECSの働きが弱るとカンナビノイド欠乏症という状態になり、それが様々な疾患につながることも明らかになりました。
実は、私たちの体内には内因性カンナビノイドと呼ばれるCBDに似た物質を持っており、普段はそれを利用してECSを働かせています。CBDは植物性カンナビノイドと言います。
ECSの乱れによって生じる体の不調
自律神経機能の不調
不定愁訴
うつ病
アルツハイマー
糖尿病
心臓病
アレルギー
線維筋痛症(全身の筋肉や関節などの痛みやこわばり)
偏頭痛
カンナビノイド欠乏症には植物性カンナビノイドであるCBDが有効であると言われており、外部からサプリのように摂取してあげることで、ECSの働きをサポートしてくれます。
ECSについてもっと知りたい!という方は、過去のブログを参考にしてみてください。
CBDの摂取方法について知りたい!という方は、過去のブログを参考にしてみてください。
【直接?食事に入れる?CBDを摂取する方法は?CBDオイルの摂取方法を紹介】
②CBDが自律神経を整えるから
CBDはセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質に影響を与え、自律神経を整えてくれます。この仕組みが、CBDにストレス緩和やリラックス効果があると言われる理由です。長期間の不安感やストレスは、自律神経の乱れや、うつ病などの精神疾患につながる可能性があり、さらに、ECSを正常に働かせるカンナビノイドも減少させてしまいます。CBDがもたらす不安感の解消やリラックス効果、ストレス緩和は、自律神経の乱れを整えます。
CBDと自律神経については過去のブログを参考にしてみてください。
⑶CBD商品の種類
CBDにはたくさんの種類の商品があり、CBD商品に含まれているCBDの量、性質、体の部位による吸収率の違いなどを考えて製品選びをする必要があります。しかし、基本的に「CBD商品は食べる、塗る商品がある」ことと、「CBDは自分がリラックスしたいときに摂取する」の2点を覚えておけば大丈夫です。
主なCBDアイテム
CBDオイル
CBDエディブル(グミ、チョコ、アメ、タブレット)
CBDバーム(クリーム、リップ)
CBDバスボム(入浴剤)
CBDスキンケア(フェイシャルマスク、美容液)
CBDの摂取方法や各商品の違い、摂取量の目安なども過去の記事で書いていますので、ぜひ参考にしてみてください
【CBDってどれくらい摂取すればいいの?適量や目安、タイミングを解説】
【直接?食事に入れる?CBDを摂取する方法は?CBDオイルの摂取方法を紹介】
【オイルとグミはどっちがいい?自分に合うCBD製品が知りたい。CBD製品による吸収率の違いを解説】
CBDオイルやエディブルはそのまま食べて使います。胃や口腔の毛細血管から吸収され、体の内側全体からリラックス効果を引き出します。
CBDバームやスキンケア商品は、CBDが肌に作用することで局所的な痛みや炎症の改善が期待できます。
CBDはネットで購入することもできますが、初めての方は不安もあると思います。最近ではCBDの専門店やCBDカフェも関東を中心に見かけるようになりましたし、自身の悩みを相談するとおすすめの商品を紹介してくれたり、テイスティングができる店舗もありますので、ぜひ足を運んでみてください。
【③補足と注意事項】
現在、持病などで薬を服用している方は、カンナビノイド製品を使用する前に必ず主治医に相談してください。
CBDは薬ではありませんが、『薬物相互作用』を起こす場合があります。市販薬を含め、薬は肝臓の酵素によって代謝されます。CBDはその酵素の働きを阻害するため、結果的に服用中の薬が体内で作用する時間を長くする可能性があります。これは果物のグレープフルーツでも起こる可能性があると言われています。
服用中の薬が効き過ぎてしまうことを避けるために、カンナビノイド製品を使用する前に必ず主治医に相談してください。
特に、CBDの摂取が1日100mgを超える場合は、下記のような医薬品との相互作用に注意して、使用前に主治医に相談することが必要です。
ベンゾジアゼピン、抗うつ薬、抗精神病薬、麻酔薬、ステロイド、免疫抑制剤、抗凝固剤、スタチン、抗不整脈薬、カルシウム拮抗剤など