ストレスの種類や対処方法を紹介!自分に合ったストレス解消方法を見つけよう!

「最近なんだか体調がすぐれない」

「ストレスを感じることが多くなった」

「新しいストレス解消法を知りたい」

今回の記事はストレス社会を生きる上で知っておきたいことを、ストレスの原因からその対処法までを分かりやすく解説します。

特に「最近ストレスが溜まる一方だ」という方はぜひ参考にしてみてください!

ストレスの原因はなに??

【①ストレスの種類】

⑴ 音・光・温度などがとても気になる!(物理的ストレッサー)

⑵ 空気環境や薬の副作用による!(化学的ストレッサー)

⑶ ほとんどのストレスを占める!(心理・社会的ストレッサー)

【②ストレスの対処法】

⑴ 自分のストレスの原因を知る

⑵ 気にしない・捨てる

⑶ CBDを摂取する

【③補足と注意事項】

ストレスの原因はなに??

 「ストレス社会」という言葉を聞いて、「あぁ確かに」と思われる方は結構いらっしゃると思います。この言葉に疑問の余地がないくらい、私たちはあらゆるストレスに囲まれて生活しています。最近では、新型コロナウィルスによる生活様式の変化によって、働く女性の6割がストレスの増加を感じていると言われています。さらに、SNSなどによってもたらされる情報疲れ、何をするにもコンピューターが当たり前の時代に圧迫感を感じるテクノストレスも大きな問題となっています。情報社会は私たちの生活を便利にするはずでしたが、最近ではニュースでも先行きの不安を煽るような内容ばかりで、心の安らぎを感じる時間が少なくなっています。

 人はなぜストレスを感じるのか?という疑問に対し、脳科学は「ヒトがそのようにつくられているから」と答えます。人間の脳は快適なことよりも不快なことの方が気になるようで、それは人間が生き残るための本能だと言われています。人間は幸せの中にあっても不安を感じるものです。しかし、科学的にそのようなことが明らかになっていても「本能なら仕方ない」と割り切れるほど私たちは強くもなく、ストレスが原因で日々の生活に支障が出ているのであれば、それを放って置くわけにはいきません。ストレスが万病のもとになることは多くの方が知っている事実だからです。

【①ストレスの種類】

 「ストレス」という言葉はもともと物理学の分野で使われていたようで、ある物体の外側からかけられた圧力によって歪みが生じた状態を言います。この圧力がストレスであり、その原因はストレッサーと呼ばれます。人間はこのストレッサーを、見たり・聞いたり・感じたり(認知)することによって精神や身体への反応が現れます。

 私たちを囲むストレッサーは大きく分けて3つあると言われています。 

⑴音・光・温度などがとても気になる!(物理的ストレッサー)  物理的ストレッサーは、音、光、温度などのことを言います。よく、70デシベル以上の音は騒音と言われますが、音が大きくても小さくても特定の音が気になればその人にとっては騒音になると思います。工事の音、隣人の生活音はもちろんのこと、家電のモーター音が気になったり、人間は音に関してとても敏感だと言えます。特に、HSPや聴覚過敏の方にとってはとても辛いものとなります。

 その他にも、眩しすぎる照明やスマホのライトが気になるという方も多いと思います。光が眩しく感じる時は自律神経の乱れが原因になっていることもあるそうです。何より紫外線やライトの光は目に負担をかけ、疲れます。サングラスをしているときとそうでない時の目の疲れの差は驚くほどに違いますよね。さらに、温度によってストレスを感じる場合もあります。室内と室外の温度差によって寒いのに暑い、暑いのに末端部分は冷えるなどなかなか体温調節がうまくいかないことも多いと思います。

 このように、物理的な原因によるストレスは意外と多いように思われますし、何より、物理的ストレスは自分で対策がしづらいというのがそのストレスを助長しています。

⑵どこに行っても空気が悪い!(化学的ストレッサー)

 化学的ストレッサーは、化学物質や有機溶剤による刺激のことを言います。日常生活では、室内外の空気環境や食品添加物、アルコール、タバコ、薬などが考えられます。特に空気環境は、周りに工場が多い、都心部に近い、花粉がよく飛ぶなどどこに行っても悩まされる問題かと思います。最近はマスクである程度抑えられている反面、それがストレスになる場面も多いかと思います。その他にも、食品添加物やアルコール、タバコなどの刺激は体の中を蝕み、知らずのうちにストレスとなっている可能性があります。

⑶ほとんどのストレスを占める!(心理・社会的ストレッサー)

 心理的ストレッサーとは、人間関係や仕事上の問題、家庭の問題などを言います。私たちが普段ストレスだと感じる大部分を占めるこの心理的ストレッサーは、時間や課題、ノルマなどによる切迫感も含まれます。失敗や自我を傷つけられることからくる不安感もこれに当てはまります。

https://mitsucari.com/blog/category/management/stress/

 ストレスに関するブログを書くにあたって、実際に我々がどのようなことにストレスを感じているのかを調べてみることにしました。グーグルで「ストレス 原因」と調べると以下のような答え(※1)が返ってきました。

ストレスの原因

1位 仕事

2位 金銭面

3位 コロナなどの病気への感染リスク

4位 仕事の人間関係

5位 家事

6位 家族との問題

7位 満員電車・通勤

8位 恋愛

(※1) 「ストレスとの向き合い方実態調査(江崎グリコ)」2022年09月13日 ITMediaOnline 掲載

 

 このアンケート結果からも分かるように、私たちは心理的ストレスを多く抱えています。特に、本来ストレスが解消されるはずの恋愛がここに挙げられているのは驚きであると同時に、「全ての人間関係においてストレスは避けて通れないのだ」という事実が再確認されます。

 生きている限り、ストレスは影のように私たちを追いかけ回します。何にストレスを感じるかは個人によって違いますが、例えば朝起きてからは時間に追われ、準備を済ませて外に出れば花粉や温度、通勤電車にストレスを感じ、職場につけば人間関係やタスクに悩まされ、ようやく帰宅すれば家族や恋人との問題が発生し、夜寝るときには音やSNSなどの情報で考えることが増えるのです。

 このような「ストレスを完全になくすことは不可能に近い」です。人間関係や仕事を一切やめれば、圧倒的な自由による不安や恐怖が私たちを襲うことになるからです。「大切なことは日々の生活の中で、いかにストレスを細かく発散していくか」ということです。

【②ストレスの対処法】

⑴自分のストレスの原因を知る

 ストレスはほとんど人間関係といっても過言ではありませんが、今日ご紹介したような原因が全てではありません。ライフスタイルは人それぞれであり、それによって生じるストレッサーもバラバラです。さらにその中でも個人によってストレスを感じること、感じないことが違ってくるので、まずは生活の中で「何にストレス(不快)を感じているか」を仕分けする必要があります。街中でマナーの悪い人を見ると不快を感じるなど、自分と関わりのない人間関係によってもストレスを感じるという方も多いと聞きます。個人的な経験では、どんな小さな不快でも拾い上げることが肝心だと思います。自分はこんなにストレスを感じてるんだと認識することは弱いことではなく、人間はみんな同じです。

 問題解決は、まずその原因を突き止めることが最初の1歩となります。

⑵気にしない・捨てる

 物理的・化学的ストレッサーには当てはまりませんが、自身のストレスが心理的ストレッサーである場合は「気にしない」ことが1番の解決法です。よく、不安の85%は実際には起こらず、実際に起きる15%のうち75%の問題は自分自身で解決できると言われています。エビデンスは確かではありませんが、経験上、あれは取り越し苦労だったなということは確かによくあります。

 とは言うものの、このような「気にしない」というマインドを身に着けるには相当な労力が必要です。脳の習慣を変えるというのは、ジョギングなどの習慣を身に付けるより難しいことだと思います。よく、マインドを変えるには瞑想が効果的、開き直ることが肝心などと言われますが、考え方には個人が持つ元々の性格が大きく関与しています。そのため、そのようなマインドを身に付ける努力よりも、そもそも「ストレス(不快)を捨てる」ということを実践する方が効果的であるように思います。例えば、生活の中でモラルの悪い人を見ない。そのために電車では本を読んだり、歩いている時はお店などに意識を向けてみたりします。SNSなどで情報が気になるのであれば、アプリを消去するのも1つの手段です。音が気になる場合は家電を変えてみるなど物理的ストレスにも効果的です。

 ストレスを感じないようにするのではなく、思い切って根本的に無くしてしまうことが大切です。しかし、恋人や家族、仕事などを簡単に捨てる(状況がひどい場合はこの考え方も大切)わけにはいかないので、やはりある程度は日々の生活の中で、いかにストレスを細かく発散する」ことが求められます。

自律神経を乱さない習慣について、日々実践できることを過去のブログに書いていますので、よければ参考にしてみてください。

⑶CBDを取る

 以前のブログでも紹介した「自律神経を乱さない習慣」に加えて試していただきたいことが「CBDを摂取する」ことです。CBDは植物性由来の化合物(フィトケミカル)で、その効用の広さから医療・健康・美容業界からも注目を集めている最先端の成分です。CBDは大麻草から採れる【カンナビノイド】と呼ばれる成分の1つですが、多くの方がイメージするような精神作用(いわゆるハイの状態)・乱用性・中毒性はありません。CBDは日本でももちろん合法で、WHOや日本の厚生労働省がCBDに対する安全性や有用性を担保しています。

CBDについてもっと知りたい方は、過去のブログを参考にしてみてください。

【CBDはこんな方におすすめ】

 CBDは主に「リラックス(抗鎮静作用)」「ストレス軽減(抗不安作用)」といった効果があります。実際に、グーグルなどで「CBD リラックス」と検索するといろんな情報が出てきますが、ポイントは2つです。

①CBDが身体のバランスを整えるから

 人間の体内には、自分の身体を調節するエンド・カンナビノイド・システム(以下ECSと略称)と呼ばれる機能が備わっています。人体機能のマスターコントローラーとも比喩されるこの仕組みの発見は医学界に衝撃を与えたとカンナビノイドの研究者は語っています。

 ECSは外部からの肉体的・感情的・心理的なストレスを受けたときに、体内のバランスを取り戻すと同時に、肉体的な快感や活力、健康状態を調整するということが研究で分かっており、そのECSを動かすために必要な物質がカンナビノイド(CBD)であると言われています。

ECSについてもっと知りたい!という方は、過去のブログを参考にしてみてください。

【ECSって何?体への影響やCBDとの相性など解説】

②CBDが自律神経を整えるから

 CBDはECSを介してセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質に影響を与え、自律神経を整えてくれます。この仕組みが、CBDにストレス緩和やリラックス効果があると言われる理由です。CBDは、副交感神経を優位にして心拍数や血圧を低下させたり、睡眠を誘発したりします。ストレスを感じたり、何かが気になっている時は交感神経が優位となり、興奮状態になっています。そのような状態が続くと、脳も身体もリラックスできません。そのまま放置していると「自律神経失調症」など、日常に支障をきたす症状に進展してしまうこともあります。

【自律神経失調症の主な症状】

不眠(眠りが浅い)

朝にスッキリ起き上がれない

いつも体調が優れないと感じる

微熱が続く

慢性痛

不安感(動悸)

手汗が多い

尿漏れ(尿意が我慢できない)

胃の不快感(吐き気)

便秘や下痢

ところでCBDはどうやって摂取するの?という方は、過去のブログを参考にしてみてください。

【直接?食事に入れる?CBDを摂取する方法は?CBDオイルの摂取方法を紹介】

 ストレスは私たちの日々の生産性を損なうものであり、うまく処理できない状態が続くと日常に支障をきたす症状に進展してしまうこともあります。「最近なんだか体調がすぐれない」「ストレスを感じることが多くなった」「新しいストレス解消法を試したい」という方は、ぜひストレス軽減の1つの手段としてCBDを取り入れてみてはいかがでしょうか?

【③補足と注意事項】

 CBDなどの植物性カンナビノイドは、ECSの受容体だけでなく他の受容体とも結合することが知られており、それによって別の効果が起こる可能性もあります。ここが内因性カンナビノイドと植物性カンナビノイドの特性の違いです。例えば、CBDはドーパミン受容体や、アデノシン受容体と結合します。個々の特性を理解することが、CBD製品の効率的な使用につながります。

 現在、持病などで薬を服用している方は、カンナビノイド製品を使用する前に必ず主治医に相談してください。

CBDは薬ではありませんが、『薬物相互作用』を起こす場合があります。

市販薬を含め、薬は肝臓の酵素によって代謝されます。CBDはその酵素の働きを阻害するため、結果的に薬が体内で作用する時間を長くします。

これは果物のグレープフルーツでも起こる可能性があり、他の薬が効き過ぎてしまうことを避ける必要があります。

 特に、CBDの摂取が1日100mgを超える場合は、下記のような医薬品との相互作用に注意して、使用前に主治医に相談することが必要です。

ベンゾジアゼピン、抗うつ薬、抗精神病薬、麻酔薬、ステロイド、免疫抑制剤、抗凝固剤、スタチン、抗不整脈薬、カルシウム拮抗剤など