タレントのローラさんや小嶋陽菜さんも愛用するCBDという成分をご存知でしょうか?
このCBDは、ストレス軽減やリラックスに効果があるのでは?と言われている植物由来の天然成分ですが、何とその原料は大麻。大麻使用で逮捕される有名人がニュースになる中、なぜ大麻由来のCBDという成分を使う人が増えているのでしょうか。
あの芸能人が大麻使用!?アスリートやモデルも愛用するCBDとは!?
冒頭でタレントのローラさんも愛用しているとご紹介しましたが、自身のYouTubeでCBDを使っている動画を見つけましたので、リンクをペタンしておきます!
【ローラのナイトルーティン🌙】こだわりの夜の過ごし方やバスタイム中にしていること🌃
【①CBDがじわじわと知名度をあげている理由】
原料が大麻由来にも関わらず、YouTubeなどでも多くの芸能人が紹介動画をあげているCBD。最近はその知名度をじわじわあげてきました。いくつかの芸能人は自身のCBDブランドまで出しているそうです。
実は、大麻は大きく分けてTHCとCBDという成分に分けられるそうで、一般的に大麻でハイになっているというのはこのTHCという成分が原因のようです。CBDも同じ大麻由来の成分ですが、人間をハイにさせる成分ではなく、ストレス軽減やリラックスに効果があるものと認識されています。したがって、日本で合法かつ厚生労働省もその有用性や安全性を担保しているとのこと。
まとめると
- CBDは大麻由来の成分だが、精神作用(いわゆるハイ)・乱用性・中毒性がほとんど0に近い
- CBDはストレス軽減やリラックスに効果があるものと認識されている
- 厚生労働省もその有用性や安全性を担保しており、様々な芸能人も愛用
【②CBDがじわじわと知名度をあげている理由(その2)】
CBD自体は2019年ごろから日本に存在していたようですが、一般認知され始めたのは2021〜2022年頃ではないかと思います。
2021年に行われた格闘技イベントRIZIN。その冠スポンサーがCBDの会社だったり、2022年にはグミでお馴染みのU-HA味覚糖がCBDとコラボしたり、すでにビジネスとしてCBD市場が出来上がっているようです。
CBDはリラックス効果を引き出すだけでなく、海外では癌の治療薬としても使用されており、医療・健康・美容業界からも注目を集めている最先端の成分。最近では保湿効果やアンチエイジング効果、にきびや湿疹といった肌トラブルを改善する美容としての働きも認められているようです。
すでに大塚製薬はGWファーマというイギリスのバイオ医薬品企業とタッグを組み、アメリカでがん性疼痛に対する、カンナビノイド系(CBDやTHC)製剤「サティベックス」の開発に着手しています。ちなみにGWファーマの難治性てんかんに対するCBD製剤「エピディオレックス」は日本でも治験が始まりました。
まだまだ研究段階と言われていますが、CBDに関する有用性が認識されたことにより、日本で大麻に関する法整備、改正が進められているのは事実です。CBDは単なる健康、美容の領域だけでなく、医療分野においてもますます広がっていく可能性があります。
【③CBDがじわじわと誤認識を生んでいる理由】
日本でもCBDの有用性や安全性が認められ、医療・健康・美容業界からも注目を集めているCBDは、様々な芸能人も愛用する最先端の成分として認知され始めてきました。しかし、「大麻は悪いもの」というイメージの定着はいまだに強く、使用はもってのほか大麻の研究自体も進んできませんでした。
CBD自体は安全な成分ですが、圧倒的な大麻に関する情報不足と法整備の複雑さがCBDに関する様々な誤解を生んでいます。例えば、日本の法律上、CBDの原材料は全て海外からの輸入に頼っています。そのため、人的ミスなどによってTHCなどが含まれているケースが少なからずありました(故意、過失にかかわらず)。
THCなどの違法成分や、よく分からない成分が入ったCBC商品を摂取すると、当然刑事罰が課せられる場合もあり、このことがCBDを使用して逮捕されるのではないかという誤解を生んでいます。
特に、悪質なCBD商品の摂取によって思わぬ副作用を引き起こさないためにも、CBD商品を購入する際は、まず情報を知り、安心できる販売店から購入するようにしましょう。
CBDを安心して購入するための情報をまとめましたので過去のブログも参考にしてみてください。
【CBDはどんなところで買える?おすすめのオンラインショップ、実店舗を紹介】
【安心できるCBD商品の選び方。失敗しないための重要なポイントを解説!】
次の章では、『そもそもCBDとは何か』を深掘りしていきたいと思います。ご興味のある方はぜひ読んでみてください。
【①CBDとは何か?】
⑴CBDは植物性由来の成分
【CBD】は大麻草から採れる【カンナビノイド】と呼ばれる成分の一つですが、多くの方がイメージするような精神作用(いわゆるハイの状態)・乱用性・中毒性はありません。その証拠に、CBDは日本でももちろん合法で、WHOや日本の厚生労働省がCBDに対する安全性や有用性を担保しています
2021年頃から日本でも一般認知され始めたCBDは、その効用の広さから医療・健康・美容業界からも注目を集めている最先端の成分です。CBDは主にリラックス効果を引き出したり、海外では癌の治療薬としても使われる一方で、最近では保湿効果やアンチエイジング効果、にきびや湿疹といった肌トラブルを改善する働きが認められ、CBD入りの化粧水やクリームが大人気の商品となっています。2022年にはグミでお馴染みのU-HA味覚糖がCBDとコラボしたり、街中の自動販売機でCBDドリンクを見かけることが多くなり、今後ますます認知度が高くなっていくと思います。
⑵リラックス効果のある成分
CBDは主に「リラックス(抗鎮静作用)」「ストレス軽減(抗不安作用)」「美肌・保湿効果(抗炎症作用・抗酸化作用)」といった効果があります。実際に、グーグルなどで「CBD リラックス」と検索するといろんな情報が出てきますが、CBDがなぜそのような効果を持つのか、ポイントを2つにまとめてみました。
①CBDが身体のバランスを整えるから
人間の体内には、自分の身体を調節するエンド・カンナビノイド・システム(以下ECSと略称)と呼ばれる機能が備わっています。
ECSは外部からの肉体的・感情的・心理的なストレスを受けたときに、体内のバランスを取り戻すと同時に、肉体的な快感や活力、健康状態を調整するということが研究で分かっています。ECSは人体の制御装置と表現されたりもします。ところが、このECSを動かすために必要な「カンナビノイド」は、加齢やストレス、栄養不足などによって数が減少してしまいます。ECSの働きが弱るとカンナビノイド欠乏症という状態になり、それが様々な疾患につながることも明らかになりました。
実は、私たちの体内には内因性カンナビノイドと呼ばれるCBDに似た物質を持っており、普段はそれを利用してECSを働かせています。CBDは植物性カンナビノイドと言います。
ECSの乱れによって生じる体の不調
自律神経機能の不調
不定愁訴
うつ病
アルツハイマー
糖尿病
心臓病
アレルギー
線維筋痛症(全身の筋肉や関節などの痛みやこわばり)
偏頭痛
カンナビノイド欠乏症には植物性カンナビノイドであるCBDが有効であると言われており、外部からサプリのように摂取してあげることで、ECSの働きをサポートしてくれます。
ECSについてもっと知りたい!という方は、過去のブログを参考にしてみてください。
②CBDが自律神経を整えるから
CBDはセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質に影響を与え、自律神経を整えてくれます。この仕組みが、CBDにストレス緩和やリラックス効果があると言われる理由です。長期間の不安感やストレスは、自律神経の乱れや、うつ病などの精神疾患につながる可能性があり、さらに、ECSを正常に働かせるカンナビノイドも減少させてしまいます。CBDがもたらす不安感の解消やリラックス効果、ストレス緩和は、自律神経の乱れを整えます。
CBDと自律神経については過去のブログを参考にしてみてください。
⑶CBD商品の種類
CBDにはたくさんの種類の商品があり、CBD商品に含まれているCBDの量、性質、体の部位による吸収率の違いなどを考えて製品選びをする必要があります。しかし、基本的に「CBD商品は食べる、塗る商品がある」ことと、「CBDは自分がリラックスしたいときに摂取する」の2点を覚えておけば大丈夫です。
主なCBDアイテム
CBDオイル
CBDエディブル(グミ、チョコ、アメ、タブレット)
CBDバーム(クリーム、リップ)
CBDバスボム(入浴剤)
CBDスキンケア(フェイシャルマスク、美容液)
CBDの摂取方法や各商品の違い、摂取量の目安なども過去の記事で書いていますので、ぜひ参考にしてみてください
【CBDってどれくらい摂取すればいいの?適量や目安、タイミングを解説】
【直接?食事に入れる?CBDを摂取する方法は?CBDオイルの摂取方法を紹介】
CBDオイルやエディブルはそのまま食べて使います。胃や口腔の毛細血管から吸収され、体の内側全体からリラックス効果を引き出します。
CBDバームやスキンケア商品は、CBDが肌に作用することで局所的な痛みや炎症の改善が期待できます。
CBDはネットで購入することもできますが、初めての方は不安もあると思います。最近ではCBDの専門店やCBDカフェも関東を中心に見かけるようになりましたし、自身の悩みを相談するとおすすめの商品を紹介してくれたり、テイスティングができる店舗もありますので、ぜひ足を運んでみてください。
【③補足と注意事項】
現在、持病などで薬を服用している方は、カンナビノイド製品を使用する前に必ず主治医に相談してください。
CBDは薬ではありませんが、『薬物相互作用』を起こす場合があります。市販薬を含め、薬は肝臓の酵素によって代謝されます。CBDはその酵素の働きを阻害するため、結果的に服用中の薬が体内で作用する時間を長くする可能性があります。これは果物のグレープフルーツでも起こる可能性があると言われています。
服用中の薬が効き過ぎてしまうことを避けるために、カンナビノイド製品を使用する前に必ず主治医に相談してください。
特に、CBDの摂取が1日100mgを超える場合は、下記のような医薬品との相互作用に注意して、使用前に主治医に相談することが必要です。
ベンゾジアゼピン、抗うつ薬、抗精神病薬、麻酔薬、ステロイド、免疫抑制剤、抗凝固剤、スタチン、抗不整脈薬、カルシウム拮抗剤など